深夜のエッセイアソート

深夜 酔人

笑いとは?

 笑いとは外的影響からくる一種のオーガズム状態だと言える。それはひとつの感情に起因せず、外的影響の規模の大きさによりその度合いが決まる。しかし通常のオーガズムのように性的要因によっては引き起こされることは少なく、筋肉の痙攣、弛緩、強い快感、感情の昂り、ドーパミンの放出等の類似点においてオーガズムの一種と判断する。

 愛想笑い、苦笑等も全ては外的影響からなるオーガズムである。承認欲求や不快感の高まりに起因している。しかし、その度合いはとても小さいものなので得られる快感も少なく、これによって人は通常の笑いとよく区別される。

 また笑いは、簡単に強い快感を得られる効率的な手段として数えられる。これは性的接触の難易度の高さから判断した。が、性的なオーガズムと違い自慰によって笑うことが困難なことに対しては劣っていると言えるだろう。しかしここでの自慰は、あくまで内発的なものに限り、一人で何かを見て笑う等のことは含まないものとする。

 何故笑いによる快感を欲するかと言うと、それは性的欲求不満のため自慰をする時と似ていると私は考えている。日常において我々は強いストレスを覚えることが多い。それ故に我々は快感を求める慢性的な欲求不満状態にあるのだ。

 結論として、これらは全て人間が快感を覚えた故であり、人間の本能的な飽くなき欲求そのものである。簡単に快感を得られる手段として笑うことは良いことだと言えるだろう。

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