夜終作戦〔ヤシマサクセン〕

親へのちょっとの反抗心

夜遅くまで起きてる背徳感

反逆者である僕は‘良い子は寝る法’を破って潜伏しているのだ


足音がする度 緊張感

兵士が巡回している中、僕は息を潜める


足音が大きくなってくる

心臓の鼓動が早くなる


ガラガラとドアの音

僕は急いで布団を被る

もしかしたらバレているかもしれないけど

名俳優でもある僕は‘睡眠中’を熱演する


ドアの閉まる音

してやったりと僕はにやける

勝利の余韻に浸りながら例のブツを取り出す


街の灯りも全て消えた夜に

同士たちと作戦開始

スマホなんて知らない僕らの財宝はゲーム機だったのだ


静かな静かな真夜中

いつの間にか夢の中

明日は何してやろうか

そんな事を考えながら

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る