第7話 ブラックホール吸引力


 スーパーの特設コーナーの前を通りかかった尾津さん。



尾「ブラックホールはその超重力で、光さえも吸い込むわ。ゆえに誰も逃れられない」


郡「そういえば、そんな説明をどこかで読んだ気がします」


尾「掃除機程度の吸引力では駄目よね。いくら高性能でも」


郡「そう、ですね……?」


尾「頑張ってブラックホールを再現しないと」


郡「再現」


尾「バレンタインの話よ?」


郡「……普通のチョコだけでも十分吸引力ありますから」


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