第20話 綺麗な身体だ……

 特に七十代だったマリアらの見た目は、十代の美少女と言っても差し支えないだろう……


 シミひとつない綺麗な身体だ。もちろん見た目だけでなく体力、健康面も十代のモノだ。


 けれども良い事ばかりではない。大きな問題があった……


 若返った彼女を他の人たちが、だと認識してくれるのだろうか……

 もちろん他の入居者らも同様だ。


 五十歳以上、若返ってしまった彼女らを誰が判別出来るのだろうか。

 肉親ですら怪しい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る