食事会

 お父さん、お母さん、お兄ちゃん、私。

 一緒に食べるご飯は、とても美味しい。

 月に一度のその時間が、私は大好きだった。


 ごちそうは、お肉。

 たまにしか食べられないそれが、みんなの大好物。

 食べ終わってしまうと、寂しい。

 次に食べられるのは、来月。

 それまで待つのは嫌だけど、食料がないから仕方ない。

 お肉を手に入れるのは、大変だ。

 お父さんとお兄ちゃんが、いつも頑張ってくれるおかげ。


 だから私は、お肉が大好きだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る