第37話「魔女が12人いる……あってるか」
RRRR……
「あとは操る系魔女の4人だな」
杏子が
「まあ、良いでしょう。最初から参加できなかったのは、悔しいけど……。
前回の『山頂の城攻略戦』について少し触れておこう。
魔女と賢者との戦いは、300年も続いている。12人の魔女が世界を好き放題したため、賢者が魔女を封印した。それが最初だった。今回の『魔女と賢者の人狼ゲーム』を始めるひとつ前の戦い。
それが『山頂の城攻略戦(さんちょうのしろこうりゃくせん)』魔女の信奉者たちによる情報戦で、賢者の住まいを確定した。賢者の住まいはスイスの山奥のある『山頂の城』だった。魔女たちは、4方から取り囲むように城を攻めた。
北側からは、
東側からは、アース・
南側からは、カーラー・スージー・
西側からは、
同時に攻める計画だったが、功を焦った
尾瀬子はそれを怒った。そして今回、火室炉たちには、暴走を事前に知るため、スージーをスパイとして付けている。
RRRR……
RRRR……
RRRR……
RRRR……
「炎の魔女、
「白き氷の魔女。
「風の魔女、
「あの、スージーです。
「そして、魔女が12人揃った」
「ん? あってるよね? 12人……あってるか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます