20190417:若草、醜悪、科学/蛇足

まぁ、率直に。イメージはチェルノブイリですな。写真集を見たり、動画を見たり程度ですが、初めて『その後のチェルノブイリ』の画を見たときに、衝撃を受けました。


避難がなされ、人のいなくなった土地は焼け野原などではありませんでした。木々が生え、野生動物が闊歩する『自然』に返っていく土地でした。


当たり前でありますが、危険だからと忌避するのは『健康的に暮らす』事が難しいと思うからです。野生動物は将来の危険より目先の安寧です。餌や安らげる場所ですね。植物は生えた場所が生きる場所です。


ヒロシマは、原爆投下後、放射能の影響として三〇年は草木が生えないとまで言われたこともあったそうです。ですが実際には草は生え、人は戻り、大都市になりました。

影響の強すぎる場所は『健康に生きる』のは難しいかも知れません。

けれど、そうでない多くの場所は、『死の土地』なんかじゃないんだな、と。


そんな風景になっていたらいいなぁ。

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