応援コメント

リキ最期の晩餐」への応援コメント

  • 読み進めるにつれて年齢が上がっていったので、最後はおじいさんかと思いきや、15歳。
    しかし、死ぬ時が寿命と言う覚悟があれば、15歳であってもおじいさんなのかもしれませんね。

    ガクジくんもまた寿命と言っていましたが、あの話とは違い、この話には救いがある様に思えました。

    死ぬ。餓死する。それは良いことではありませんが、向き合う事、覚悟をする事ができれば、どんな不遇が襲い掛かろうとも、人間は清々しく死ねるのかも知れませんね。
    死に対して自分はちょっと人とずれているところがあるのですが、リキさんを見ていると価値観を肯定された気がして救われました。
    だからガクジくんの時とは違う、救いがある様に思えたのかも知れません。

    食をテーマにあらゆる視点から切り込んだ作品。
    色々と考えさせられました。
    考える機会を与えてくださり、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    実は砂紡ぎの商人でイクサくんとリェリィちゃんが17歳と13歳であることに衝撃と清涼を受けて、なんとしても年若のキャラたちが切実に生きる状況の小説を書きたいと思いました。
    ですので、主人公のリキは15歳の元服したて、彼の君主の凱旋も17歳としました。シーチさんにはとても感謝しております。
    実はわたしが結婚して入った家の先祖に戊辰戦争で戦死した武士がいて、彼の出陣前の肖像の掛け軸が残っています。銃剣を地面に立てた近衛の武装で、死地へ行くというのに、目がとても涼しいんです。
    ですので、彼のその目から、死や寿命というものの本質をわたしも考え続けています。

  • 再読しましたがやはりとても素晴らしいです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。また書いていこうという勇気をいただきました。