07現在位置確認
(私は今はどこにいるんだっけ?……)
異世界ではなく、ここは千葉県――。そして京葉ベイエリアといわれるように、海も近く――東京へもアクセスしやすいエリア。
埋立地には巨大テーマパークもあって――誘致される前は大三角と呼ばれる立派な三角州があったそう。三角州は川と川に挟まれて、空から見ると三角に見える地帯のこと――。やがて漁業ができなくなって埋立地となっていったらしい。そうして80年代前半にテーマパークの建設がスタートした――。
ちなみ――現東京都庁ができる前は淀橋浄水場があったそう。341,743.88m²の東京ドーム731個分の驚きの広さ。 今やビル群――。現都庁が1991年に移転する前は、東京駅近く、きっとKITTE近くの丸の内に都庁がありました。
ロボットに変形して動き出しそうな現都庁は――代々木体育館も設計した丹下健三氏。表参道ヒルズは安藤忠雄さんの事務所なはず。
話は戻り――その昔の千葉県北西部は、埼玉、茨城県の一部と共に下総国東葛飾郡と呼ばれていた――。東葛飾郡は市川市、松戸市、浦安市などと、鎌ヶ谷市や船橋市、柏市の一部もふくまれる。下総国の南は上総国、安房国と千葉県は3つの国があり、その下総の国府は現市川市、郡役所は松戸市にありました――。
さて、ここまでは史実なのですが――、脳内領域をピピッとサクッと切り替えると、今現在は豊洲も含む東京と千葉の海岸沿いの地域は、京葉ベイエリアと呼ばれ――海を大いに意識しながら、連携、連動、連結。産業、文化等で協調、共創しています。資源もネットワークで有効活用されます。『ニューオーシャーン』でもありますね。
このエリアは『創造原理』に直結したナノマシン、ピコマシン、フェムトマシン、アトマシン、ゼプトマシン、ヨクトマシンが増殖中――。
大きさに差異があり、この中ではヨクトマシンが最小ですが、優劣はありません。詳しくはわかりませんが、特性や得意なことが別れていて、『最適化』されており、『適宜適材適所』に存在しています――。
観測はできませんが、さらに小さいマシンもあるようですね。すごいなぁ。
おそらく魔法や異能スキルが発動される素となるようです――。
どうやら、あの十数年前に意識が無限宇宙に吸い込まれ、インストールやら『Sync/同期』したころ――、散歩中にキラキラ世界が輝いてた頃から、その創造マシンは具現化されたようです――。
それまでもぼんやりと存在しましたが、ハッキリと形になったのはその時の模様――。世界がキラキラしてみえたのは、ひょっとすると創造マシンだった……のかもしれませんね。そう感じると、なんと愛おしいのでしょう。
(嗚呼、そう感じてたら心臓やおなか、頭の中に極小の創造マシンたちが融合しはじめたわ。なんてここちいいのかしら)
最近は特に創造マシンたちが増殖しはじめてるのでした――。
(さぁ、『羅針盤』で『座標』確認しましょ)
そうして現在位置座標と、『探知』した目的×要望×目標の座標が同期されていくのでした――。
いくつか経由する座標があるようです。
そのひとつに『純粋パートナー』との『めぐり逢わせ』――と、ふらっと気軽に通える物理的にも近い居場所――防音スタジオのようなアトリエのような――ここちよくて快適なフリースペース――SSSパートナー・同志・メンバーが設定されていました――。
(まずは快適な心の拠り所、拠点が必要だもの――)
『生命の維持』を大前提に、安心できる快適な生活環境、生活基盤、安全基地の改善、進化、確立、『最適化』も座標設定されています――。
(もちろん羅針盤にある『ライフバリュ』は憶えてるし、日常的に現象化されてるわ)
直面する『課題解決』にもクローズアップ。課題解決した座標も経由するのです。その座標も重要ですが目的というよりはひとつの目標であり――プロセス。
あたかも予め決まっているかのように――物事がトントン拍子に進む座標も設定されます。
(あるべきものがあるべきように、あるべき方向で動いていきますように――)
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