振り切れる快速


僕の皮膚が「張り裂けたいのを」

張り裂けたいのを 十分持て余して

焦れたスパーク転がる今夜は

このまま行こう「すぐに駆け出して」



誠にすみません 身体が足りてなくて

誠にすみません 妥協が足りなくて

許してほしいときもう、「もう」

「歩くしか」 歩くしかなくなる。

夜はまったいら まるで「ごまかしや

目撃にふさわしいほど青に静まって」

火事なのに



眩暈になぞらえた靴下のゆるい軌道

許しがない お許しがないので

調子の良い明日 虚脱状態の今日

あなたがいるといつも歯痒い






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