あやとりをしよう

第1話

あー、あいつうざいなぁ、殺したい(笑)

ピンポーン

「宅急便でぇーす！」

ん？なんだ？

「はい、ありがとうございましたぁ〜！」

ん？誰からだよ。この字、読めねぇ。はぁ、まぁいいか、とりあえずあけてみよ。

・・・なんだこれ？ひも…？結ばれている。ん？取扱説明書？マジでなんだよ。

えぇーと？呪いたい人を呪うことができます。呪われた相手は次の日に死にます。やり方は簡単です。指定された通りにあやとりをするだけ…ってなんだこれ。なんのいたずらだよ。誰が信じるってんだよ。まぁ、一回試してみようか。ししっ、最近あいつがうぜぇーんだよなぁ。えっと？やり方は中に入ってるあやとりでこの通りにして呪いたい相手を強く思い浮かべるって？なんかめんどくせぇー。まぁ、やるか、こうしてこう？よし、あいつがうざいあいつだ！よし、これでいいのか。明日が楽しみだなぁ。どうせイタズラなんだろうけど、な。

~次の日~

プルルルルル プルルルルル

ん？なんだよ。

「田中だよ！おい！石田が急に倒れて死んだんだってよ！」

「は！？」

ま、マジかよ！あれは、本物、だったのか！！！？

「おっしゃぁっ！」

「は？なに喜んでんだろ、俺たち仲良かっただろう。どうしてこんなことに…」

「じゃ、俺落ちるわ、じゃーな！」

プープープープー

おっしゃっー！俺はなんていいものをゲットできたんだろう！最高だな！

こうして俺は嫌いなやつを何人も呪っていった。楽しくてしょうがなかった。