319.ナビーの、ちょっとだけパワーアップ。

 次は、ナーナのステータスを確認しよう。


[基本ステータス]


<種族> 『付喪神 スピリット・ハウス』

<名称> ナーナ

<性別> 女性

<年齢> 不明

<職業> ———

<状態> グリムの行動仲間パーティーメンバー

<レベル> 50

<身体力(HP)> 500

<スタミナ力> 500

<気力> 500

<魔力(MP)> 500



[サブステータス]


<攻撃力> 47

<防御力> 52

<魔法攻撃力> 47

<魔法防御力> 50

<知力> 53

<器用> 53

<速度> 47


 ナーナは、攻撃系と速度の数値が若干低いが、基本的にはバランスのとれたステータスだ。



[特殊ステータス]


<称号>


 『悪魔殺し(下級)』


<加護>


 無し


<通常スキル>


『槍術LV.10』

『弓術LV.10』

『操車術LV.10』

『馬術LV.10』

『解体LV.10』

『骨細工LV.10』

『武器作成LV.10』

『算術LV.10』



<種族固有スキル>


 『強い家ストロングハウスLV.10』——物理、魔法、あらゆるものに対する耐久度が上昇する。

 上昇率はスキルレベルによる。

 『一家団欒LV.10』——自身及び影響範囲内にいる者の全ステータスをアップする。

 影響範囲とアップ率はスキルレベルによる。

 『安心空間LV.10』——自身及び影響範囲内にいる者の自然回復力上昇。

 影響範囲と上昇率はスキルレベルによる。



<固有スキル>


人馬車一体じんばしゃいったいLV.8』——馬車と一体化した戦闘フォームで、実体化するスキル。武器も実体化させることができる。スキルの持続時間は、スキルレベルによる。



 サーヤの『種族固有スキル』は、防御型、支援型で戦闘には向いていなかったが、『固有スキル』としてこのスキルを身に付けたことによって、戦闘力が超絶に強化されている。



<共有スキル>


 全員共通なので省略。



 ナーナの装備は……


 防具は、『マグネ 一式標準装備』を渡してあるが、基本的には使っていないようだ。


 武器は、メイン武器として『魔法の銃剣』を使っている。

 『フェアリー武具』で手に入れたロマン武器の一つで、階級は『上級』だ。

 遠距離攻撃の銃としても、近距離攻撃の槍としても使える優れた逸品だ。

 魔力弾を一発ずつ発射する構造だが、魔力弾なので、魔力を通せばすぐに装填される。

 連射も可能になっている。

 サブの武器は、サーヤがもともと使っていた槍だ。

 サーヤの手作りの品で、名前はつけていないそうだ。『サーヤの槍』と呼ぶことにしよう。

 階級は『中級ミドル』になるようだ。

 予備の武装として、最初に渡した市販品の『クロスボウ』も持っている。

 階級は『下級イージー』だ。

『正義の爪痕』の急襲部隊『ソードワン』を倒したときに没収した、『連射式クロスボウ』も渡してある。階級は『上級ハイ』だ。



 次はミルキーだ。


[基本ステータス]


<種族> 亜人族(兎の亜人)

<名称> ミルキー

<性別> 女性

<年齢> 十五歳

<職業> ———

<状態> グリムの行動仲間パーティーメンバー

<レベル> 50

<身体力(HP)> 520

<スタミナ力> 500

<気力> 490

<魔力(MP)> 480



[サブステータス]


<攻撃力> 52

<防御力> 50

<魔法攻撃力> 47

<魔法防御力> 47

<知力> 50

<器用> 51

<速度> 55


 ミルキーもバランスが取れているが、魔法系が少し低い。

 速度はかなり高い数値だ。



[特殊ステータス]


<称号>


 『悪魔殺し(下級)』


<加護>


 無し


<通常スキル>


『弓術LV.10』

『瞬足LV.10』

『解体LV.10』

『採取LV.10』


<固有スキル>


 無し


<共有スキル>


 全員共通なので省略。



 ミルキーの装備は……


 防具は、『マグネ 一式標準装備』のうちの『マグネ 一式インナー』『マグネ 一式皮鎧』を装着している。

『マグネ一式標準装備』の『マグネ 一式丸盾』『マグネ 一式ヘルム』も渡してあるが、リリイたち同様に基本的に使っていないようだ。

『マグネ一式標準装備』は、全て階級が『上級ハイ』になっている。 


 武器は、遠距離攻撃用が『魔法の弓』で階級が『上級』だ。

 この『魔法の弓』は『テスター迷宮』の宝物庫で手に入れていたもので、魔力を通して魔力矢を形成し発射するものだ。

 矢が必要ないので、魔力があれば無限に射ることができる。

 近距離攻撃用は、『魔鋼の三節棍』で『階級』は『上級』になっている。

 この三節棍は、長い棒が三箇所で折れ曲がり、自由な軌道で攻撃できる打撃武器なのだ。

 シチミの『宝物召喚』で出た武器だ。

 魔力調整で重量が変えられるので、打撃のときに重量を増大させ破壊力を大きくすることができる。

 予備の武装として、最初に渡した市販品の『クロスボウ』も持っている。

 階級は『下級イージー』だ。

『正義の爪痕』の急襲部隊『ソードワン』を倒したときに没収した、『連射式クロスボウ』も渡してある。階級は『上級ハイ』だ。


 他の装備としては、『イビラー迷宮』の宝物庫で手に入れたお洒落なポシェット型の魔法カバンがある。

 サーヤ、アッキー、ユッキーとお揃いだが、ミルキーのポシェットは青色だ。

 階級は『上級』で、容量もかなり大きい。



 次はアッキーだ。


[基本ステータス]


<種族> 亜人族(兎の亜人)

<名称> アッキー

<性別> 女性

<年齢> 十三歳

<職業> ———

<状態> グリムの行動仲間パーティーメンバー

<レベル> 50

<身体力(HP)> 500

<スタミナ力> 480

<気力> 510

<魔力(MP)> 500



[サブステータス]


<攻撃力> 50

<防御力> 52

<魔法攻撃力> 48

<魔法防御力> 48

<知力> 50

<器用> 51

<速度> 52


 アッキーもバランスが取れているが、魔法系が少し低い。



[特殊ステータス]


<称号>


 『悪魔殺し(下級)』


<加護>


 無し


<通常スキル>


『調理LV.10』

『革細工LV.10』

『教育LV.2』


 アッキーは『フェアリー食品』の加工場などで働く人たちに、仕事を教えているせいか『教育』スキルを身につけてくれた。

 人にものを教えるのが、上手になるようだ。



<固有スキル>


 無し


<共有スキル>


 全員共通なので省略。



 アッキーの装備は……


 防具は、『マグネ 一式標準装備』のうちの『マグネ 一式インナー』『マグネ 一式皮鎧』を装着している。

『マグネ一式標準装備』の『マグネ 一式丸盾』『マグネ 一式ヘルム』も渡してあるが、基本的に使っていないようだ。

『マグネ一式標準装備』は、全て階級が『上級ハイ』になっている。 


 武器は、接近戦用として『魔鋼のヌンチャク』を使う。

『階級』が『上級』で、魔力調整により、打撃の瞬間に重量を増大させ破壊力を大きくすることができる。

 このヌンチャクも、シチミの『宝物召喚』で出ていたものだ。

 遠距離攻撃用としては、俺が作った『マグネ一式』シリーズの『双蛇弓』を使っている。階級は『上級』だ。

 予備の武装として、最初に渡した市販品の『クロスボウ』も持っている。

 階級は『下級イージー』だ。

『正義の爪痕』の急襲部隊『ソードワン』を倒したときに没収した、『連射式クロスボウ』も渡してある。階級は『上級ハイ』だ。


 他の装備としては、『イビラー迷宮』の宝物庫で手に入れたお洒落なポシェット型の魔法カバンがある。

 サーヤ、ミルキー、ユッキーとお揃いだが、アッキーのポシェットは赤色だ。

 階級は『上級』で、容量もかなり大きい。




 次はユッキーだ。


[基本ステータス]


<種族> 亜人族(兎の亜人)

<名称> ユッキー

<性別> 女性

<年齢> 十一歳

<職業> ———

<状態> グリムの行動仲間パーティーメンバー

<レベル> 50

<身体力(HP)> 490

<スタミナ力> 480

<気力> 510

<魔力(MP)> 510



[サブステータス]


<攻撃力> 48

<防御力> 48

<魔法攻撃力> 51

<魔法防御力> 51

<知力> 53

<器用> 52

<速度> 48


 ユッキーもバランスが取れているが、魔法系と『知力』『器用』が少し高い。



[特殊ステータス]


<称号>


 『悪魔殺し(下級)』


<加護>


 無し


<通常スキル>


『投擲LV.10』

『弓術LV.10』

『経営LV.2』


 ユッキーは『経営』スキルを身に付けていた。

 若いながらに『フェアリー商会』でがんばってくれていたが、まさかこんなスキルを身に付けるなんて……

 将来、大経営者になるのは間違いないようだ。楽しみだ。



<固有スキル>


 無し


<共有スキル>


 全員共通なので省略。



 ユッキーの装備は……


 防具は、『マグネ 一式標準装備』のうちの『マグネ 一式インナー』『マグネ 一式皮鎧』を装着している。

『マグネ一式標準装備』の『マグネ 一式丸盾』『マグネ 一式ヘルム』も渡してあるが、基本的に使っていないようだ。

『マグネ一式標準装備』は、全て階級が『上級ハイ』になっている。 


 武器は、中距離及び接近戦用として『魔鋼の鎖鉄球』を使う。

『階級』は『上級ハイ』だ。

 魔力の調整で重さを変えられるので、うまく調整できれば軽く振り回せる。

 使いこなせれば、インパクトのときだけ質量を増大させ、攻撃力を上げることもできるのだ。

『フェアリー武具』で入手したロマン武器の一つだ。

 遠距離攻撃用としては、俺が作った『マグネ一式』シリーズの『双蛇弓』を使っている。階級は『上級』だ。

 予備の武装として、最初に渡した市販品の『クロスボウ』も持っている。

 階級は『下級イージー』だ。

『正義の爪痕』の急襲部隊『ソードワン』を倒したときに没収した、『連射式クロスボウ』も渡してある。階級は『上級ハイ』だ。


 他の装備としては、『イビラー迷宮』の宝物庫で手に入れたお洒落なポシェット型の魔法カバンがある。

 サーヤ、ミルキー、アッキーとお揃いだが、ユッキーのポシェットは白色だ。

 階級は『上級』で、容量もかなり大きい。




 次はワッキーだ。


[基本ステータス]


<種族> 亜人族(兎の亜人)

<名称> ワッキー

<性別> 男性

<年齢> 九歳

<職業> ———

<状態> グリムの行動仲間パーティーメンバー

<レベル> 50

<身体力(HP)> 510

<スタミナ力> 510

<気力> 470

<魔力(MP)> 480



[サブステータス]


<攻撃力> 52

<防御力> 52

<魔法攻撃力> 48

<魔法防御力> 48

<知力> 47

<器用> 48

<速度> 52


 ワッキーもバランスが取れているが、魔法系と『知力』『器用』が少し低い。



[特殊ステータス]


<称号>


 『悪魔殺し(下級)』


<加護>


 無し


<通常スキル>


『蹴撃LV.2』


 ワッキーは『蹴撃』スキルを身に付けていた。

『魔法のボール』を活用していることと、体術で蹴りを練習していたからだろうか……。



<固有スキル>


『高速刈爪LV.10』——十本の指の爪が鋭い刃物となって、それを左右に揺らすことによって高速で草刈りなどができる。切れ味抜群。


<共有スキル>


 全員共通なので省略。



 ワッキーの装備は……


 防具は、『マグネ 一式標準装備』のうちの『マグネ 一式インナー』『マグネ 一式皮鎧』を装着している。

『マグネ一式標準装備』の『マグネ 一式丸盾』『マグネ 一式ヘルム』も渡してあるが、基本的に使っていないようだ。

『マグネ一式標準装備』は、全て階級が『上級ハイ』になっている。 


 武器は、中距離戦用として『魔法のボール』を使う。

『階級』は『上級ハイ』だ。

 魔力を通して使うと、自分の元に戻ってくるのだ。

『イビラー迷宮』の宝物庫で入手したものだ。

 遠距離攻撃用としては、俺が作った『マグネ一式』シリーズの『双蛇弓』を使っている。階級は『上級』だ。

 予備の武装として、最初に渡した市販品の『クロスボウ』も持っている。

 階級は『下級イージー』だ。

『正義の爪痕』の急襲部隊『ソードワン』を倒したときに没収した、『連射式クロスボウ』も渡してある。階級は『上級ハイ』だ。


 他の装備としては、リリイとチャッピーに渡したのと同じ『中級』の魔法カバンを持たせてある。

 ワッキーのものには、兎顔のシルエットのマークがつけてある。

 魔法カバンの中には、各種回復薬など必要と思われるものを一式セットしてある。




 以上で全員の確認が終わったが、いつものように無難なレベルやステータスになるように『偽装ステータス』を貼り付けた。

 レベル30〜40くらいに調整したのだ。

 特に子供たちは、レベル低めに調整してある。

 当然のことながら『種族固有スキル』や『共有スキル』などは、全て表示されないように偽装してある。

 表示している『通常スキル』も、スキルレベルは6程度に調整してある。


 今回みんな頑張ってくれたおかげで、『通常スキル』がそれなりに増えている。

 これらは『共有スキル』として全員に共有できるので、俺の仲間たち全員の戦力アップになった。



 俺はレベルを上げることは難しいので、それほどハードな訓練はしていない。

 ただ、技を磨いたり勝負感を得るために、それなりに戦闘は行った。


 そしてレベルは上がらないものの嬉しいことに、『自問自答』スキルのレベルを一つ上げることができた。


 そしてなんと……スキルレベルが3になったことにより『ナビゲーター』コマンドのナビーが、『絆』スキルを使って、直接俺の仲間たちとコミニケーションを取れるようになったのだ。


 ということで、俺は仲間たちに『自問自答』スキルの説明とナビーの存在を教えて、今後必要があれば念話でコミニケーションを取るように話しておいた。


 これで前に考えたように、サーヤとナビーが直接会話をしながら商会運営を進めるとか、すごいことができそうだ。


 もっとスキルレベルが上がったらどうなるんだろう……。

 ナビーが、実体として現れたりしてくれないかなあ……。


 前にも聞いたが、ナビーによればスキルレベルが上がれば、可能性はあるそうだ。

 というか……『固有スキル』は俺の魂の願望だから、俺が強くそう願えば実現するかもしれないな……。

 そうすれば、本当にナビーを抱きしめられるかもしれない……そう思った途端……


(セクハラはやめて下さい!)


 ナビーに叱られてしまった……トホホ。

 なんか……スキルレベルが上がったことによって、俺が質問を投げかけた後でなくても、ツッコミができるようになってしまったようだ……トホホ。



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