【GM用】シナリオ01

■OPフェイズ

・シーン1:生活と依頼 PL3

【描写】

PL3は自宅兼探偵事務所からスタートする。

君は昔、HFのエージェントであった。若くしてオーヴァードとなった者たちを育てる教育者或いはレネゲイドウィルスやオーヴァードが引き起こす事件を卒なくこなすものであった。

しかし、ある時君は何を思ったのかHFのエージェントであることを辞め、ウィルスやオーヴァードとは無縁の探偵仕事に勤しむ暮らしを始めた。

決して探偵の仕事に楽もなければ金もない。探偵とは名乗っているが実質は何でも屋だ。

 今日も君は探偵事務所の戸がたたかれるのを待っていた。

昼下がり。君の元に電話がかかってくる。

電話に出ていつもの口上を述べる。

相手の第一声を聞きいた途端に君は相手が誰なのか一瞬にして理解した。


GM※以下の情報はあなた(PL3)のみに開示してください

Req[PL3に対する依頼について]

info_HF▷HFエージェント【古城 球磨】 以降、球磨とします。

     君が探偵になるまでは球磨は君の親友だ。君はどう思っているかは

     わからないが少なくとも球磨は君を親友と思っている。五月蠅いほど

     明るい。エージェントとしての球磨は優秀と言っていい。

     君がHFを抜けてからも凡そ1か月に1度は連絡を取る。今回の連絡は

     今月で君が仕事で事務所を空けているときにかかってきた電話を入れて

     7度目となる。うち6回の電話に君は出てはいない。

     ※人物紹介参照


君はいつもの口上を言う。事務所に電話がかかってきたときの言葉だ。

球磨:「よう! (PL3の呼び名)元気に探偵稼業に勤しんでたか?」

—近況報告―

球磨:「んで、本題なんだがな。PL3。お前にはとある人物の調査を頼みたい。

   これはFHからの依頼と受け取ってもらっていい」

気づくと事務所の君がよく使う机の上に写真3枚と依頼に応じたファイルが出現する。

 (気が付けば置いてあったといった形で紹介する)

info_調査対象▷PL1

       30代の女性教員 生物学の教師で黒髪のロングヘア―、マスク着用

       70代の用務員  快活な初老の見た目で腰も曲がっていない。

info_FHから依頼▷N市にある郁々高校に通う人物の調査とその高校自体の調査。

         報酬や準備金を含む経費はGMの判断

         ※経費はFH持ちだと今後のGM活動が楽になります


君には選択の余地がある。依頼を受ける受けないどっちを選ぶのか。


 →受ける場合はシーン1終了 PL1へ接触するルート

 →受けない場合はシーン1終了し、大型ショッピングモールへと向かう。

 

シーン1終了 

 〇シーン1についての解説

  あなたはヒーローになりたくてなれなかった人だ。

  特撮ヒーローのように強くて勇敢ではなくとも、頭脳明晰で刑事の手助けをする  探偵でなくとも自分の芯を持ち曲げないことが正義だとあなたは考えた。

  しかし、挫折は続き逃げたくなる現実があなたにまとわりついた。

  あなたは限界だった。FHを抜け正義も力もない社会に逃げようとした。

  生きることにしがみつき赤子のように泣き叫んだ。酒にも溺れ煙草を吸い

  洞のような目をして部屋に逃げ込んだ過去がある。

  結論から言ってあなたはあなたのままで立っていた。FHからも力からも逃げて

  しまったがあなたは探偵をになった。

  あなたの芯は摩耗し風化してもあなたの中で立派にある。まっすぐでもないけれ

  ど力強い。

  あなたは依頼を必ず受ける。それがなんであれ必ず受けるのをあなた自身理解し

  ているのだからだ。

  そんなある日にあなたの元へ1本の電話がかかってくる。

  電話に出るとそれはFH時代の旧友からだった。

  陽気な声、嫌になるほどの声量。FHがあなたに依頼するときは決まってかれを

  クッションとして使う。

  今回の依頼もそんな依頼だ。

  きみは詳細を聞き二つ返事で依頼を受けたかはさておき。

  もちろんあなたのことだ。費用は依頼主にして依頼をうけるだろう。

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