第23話 自分で振り向けないから 必死に手を伸ばす
自分で振り向けないから 必死に手を伸ばす そのひらに星屑は輝くでしょう 思考は平行線に 写し盗られるシャッターに 子漏れる 光になるでしょうから それだけで 暖かい 優しくなれるのでしょう。そうして もっと思ったらと 欲しくなる向こうは 既に空で一体となり 何を欲して 入れなかった扉に 新たに手をかける 細首に荒縄を 道連れにときを 与えましょう
やっぱり そこは 極楽のよう 望み 焦がれ すすんで ゆきます【「一」・途】
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