垢に塗れて尚啜る 疚しき下賎ども

垢に塗れて尚啜る 疚しき下賎ども


底にまっくずの色

満ちは真直ぐ蔓を這わす


足を盗られ被される希望

封弦 孔孔 総て天幕覆う

陽光 雫は汐も鋳る


ほどかれる み くちはてる ひ


散開する部品 剥がれ堕散る塗装

華苑の斯界


頻闇にアザミの華が漂う

行燈の如く方向を示し

彷徨に憑着る 理の始末

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