誰かと繋がるかもしれない小指は

誰かと繋がるかもしれない小指は切り落として終い、後生大事に私が持っています。その瞳を誰に奪われるかもと弾き抜いて仕舞いました。こんなにも見詰めているのになぜ私は共になれないのかしら。首だけのあなたは意志も固く頭に動こうとしないのです。私は石に成れなかった。朝日と共に灰に還ります。

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