第49話 虚ろ犯し死に居たい申す

虚ろ犯し死に居たい申す

搦坐ししたおつむは大層

奇麗な野花色摘んで一式

あったけえ ナアと水からを

詰めて自然に変えせる森

自由を得る為に括る柩だ

自信で負えたらこんなん

狂い惜しくもないでしょ

樹海の真ん中で勇気ある

成れの果ての健闘を湛え

底に新たな骸ひとつ眠り

終て産みの水はその日の

雨に還り漏ってきたねえ

か;らすの古部屋に骨欠片

ケタケタ鳴らしおります

忘れ物,壊れ空き瓶が指す

空の残滓

「雑葬」別ver

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