第25話 きみがいつつならすから

細い路面を小さなキミが先に歩むと

逆光で彩られたキミの景がくっきり

未だ心に妬き憑くあの時代のキミが

ほら今日も嗤ってキミが鳴らすから

うちに還るキミに紫煙と香をならす

気味がいつつつ 戻り響くから

【きみがいつつならすから】

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