第4話 鎌を振う顛末

鎌を振う顛末

吐瀉された眼球は緋

虹彩は大粒の蛆

余り吐瀉され

業に入り

列を生して

一斉に焼却処置

頂くに悦ばしく

厭に芳ばしい馨

らっしゃいませと

威勢よく客が狂う

怒涛のラム

更に飲み込む

合成に興じる裂空

リビングは皿の依代

骸は多量の遺構

大凶の内は一斉合掌

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