第22話 テスト

 この嬢、客選ぶよな。

 大半はNGにされる…俺、呼べなくなった。

 そんな書き込みが多い嬢、気にいらない客は次回からNGにされ2度と呼べないらしい。

 興味があって、呼んでみることにした。

 とはいえ、予約が困難で、何度か断られた。


「香水、何使ってるの?」

「靴も…鞄ケイトスペードなんだ…」

 言葉使いは丁寧だし物腰も柔らかい、しかし、チラッとチェックしているような感じはある。

 接客は丁寧、少しポッチャリした熟女である。

 とりわけ美人ではないが、小奇麗にしている。


 僕は身だしなみは気を使っているほうだと思う。


「また呼んでね…約束だよ、優先するから」

 とりあえず面接は合格したので安心した。

 何度か呼んだけど、結婚したようで辞めてしまった。



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