ある音楽室での一コマ

流暢なピアノの音が流れる。


「さすが、上手だね~。」


思わず拍手をする。


「いえ、そんなことないですよ。」


君はいつも通り無表情。


「⋯⋯あの」


「ん?」


「⋯⋯もう1曲聴きます?」


⋯⋯なんだ、嬉しかったんじゃん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る