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  • かわいいかわいいへの応援コメント

    ただただ考えてしまいました。

    自分の命をかける、それだけの覚悟がある人だけがペットを飼っている。
    飼っていない人の中にはペットを殺した人もいるかもしれない。
    何だか、このペットショップが存在している事が、契約書の中にはちゃんと書いてある事が、また空恐ろしいです。

    身勝手な飼い主、身勝手なペットショップ、身勝手な国、身勝手な世界。

    こんな世界が本当にあるとしたら……多分、今の私は生きていけないだろうな。
    でも、その世界が日常であれば……自分も慣れていくんだろうな。


    作者からの返信

    森嶋あまみさん
    コメントありがとうございます!

    すっごい極論の小説ですから、深く考えすぎないようにしてくださいね。
    考えたと言うことはすでに考えるべきことは思考完了済みってことですから。

    そもそもこの世界から『ペット』という存在がいなくなったらどうなるのでしょうね。品種改良(ちなみに私は改良と言う言葉が好きではないです。人間にとって都合良く改めただけなので)などせず、ただただ野性として共存していく形。
    悪いことは、自分が可愛がりたいときに可愛がれないことです。都合が悪いのは人間だけかも知れません。

    私が描き出したこの世界は、なんともおかしなもので、現実社会に照らし合わせると物凄くズレたものに見えると思います。
    でも、この世界に居るペットショップの店員から私たちの世界のペットショップを見たらきっとびっくりするでしょうね。「ペットの命が軽んじられてる!?」って。

    仰る通り、我々は慣れているだけです。
    この世界は曖昧で矛盾していて荒唐無稽にもほどがあるんです。
    それに慣れられる我々は、多分どんな世界に行っても慣れてしまうんだと思いますよ。それはあまみさんだけじゃなくて、私も。

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    最初に詩一さんの作品で読んだのは、あのエッセイでしたので、なんというか、この作品……

    これぞ詩一作品!

    という気がしました。

    ある意味一番刺さったかもしれないですね。

    ここまでするなら、なぜペットという概念が違法になっていないのかとか、その覚悟を強いる立場のペットショップ業界関係者は、全身覚悟完了しすぎてて実はほとんど機械の身体なんじゃないのかとか……そういうことを考えてしまう時点で、レビューにも書きましたが、良いパンチを喰らってしまっている証拠なのだと思います。

    彼女がもう少し心に余裕があって、事前に【この世界でペットを買う】ということに対してしっかり情報収集ができていたら……と願わずにはいられません😭R・I・P 。

    最終的には、このような体制でまでペットがが存在するという歪みが、一番恐ろしく感じましたね。

    ペットの話とは違いますが、たとえば虫とかと犬猫に対する圧倒的な態度の差とか、モヤモヤします。

    かわいいこわい。

    作者からの返信

    nora_gaeruさん
    コメントありがとうございます!

    そう言えば、エッセイから読んでくださったんですよね。読んだ人を八つ裂きにするようなあのエッセイを(笑)

    そうですね。結構設定には粗があったりします(笑) ただまあ、この世界の粗に比べればマシですよね。なんで多頭飼育崩壊の現場があるのに、ペットを売るのかとか。なんでブリーダーが愛玩動物を産む道具のように使いまくっている現状があるのに、そこから生まれた生命を買うシステムがあるのか(ペットショップ)。ペットショップから生命を仕入れることで、ペットショップはまたブリーダーから生命を仕入れるので、無尽蔵に生み出されて捨てられていくこの仕組みを、なぜ国は規制しないのか、なぜ人々は受け入れるのか、なぜそんな状態でかわいがれるのか。などなどなどなど……。
    nora_gaeruさんがレビューで書いてくださったように、「そっちの世界」も「こっちの世界」も狂っているように思うのです。この世界も歪んでいて怖いです。行きつく先は全ペット去勢手術ののちの全ペット絶滅しか、悲しみを減らす手段はないのかなとすら思います。問題を放ったのは人間なのに、その人間は解決の糸口すらつかめていない。そのように思います。
    本当は、私も解決策がわかったら、それを小説で示したかったです。思索不足のうえに知識不足が重なり、それは叶いませんでした。ですのでせめて、「踏みとどまらせる」作品を書かせて頂きました。

    そう言えば、『前身覚悟完了しすぎて』という表現・言葉がいいなって思いました。

    同じ生命なのに。と思いますよね。私もモヤモヤします。
    網に掛かった魚は食べるのに、網が絡まったクジラは助ける。皮肉を絵にかいたような日常が、繰り返される世界です。

    もっと突き詰めるなら、木にも石にも『所詮人間には認識不可能』な生命はあるかも知れません。窒素にも、酸素にも。なんて、そんなことをよく考えては、人間とはやはり、エゴの塊の生物なのだなあと思います。もちろん私も。

    こわいいですね。(キメラ文字)

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    どこまでいっても勝手なんだよなぁ。

    しかし買われなかったペットたちのことも考えると、

    いや、それこそ勝手なんだよなぁ。

    気付かせるためにはここまで書かないといけないんだよな。

    生きてんだから。

    作者からの返信

    飛鳥休暇さん
    コメントありがとうございます!

    『ペット』という存在がもはや人間のエゴなんですよね。
    猫が産むかどうかも、飼い主が決められる。
    例えば、我々が宇宙人に飼われて、ちゃんと『人間を可愛がる宇宙人』や『人間の面倒を見てやれる宇宙人』は、みんな『ちゃんと』『去勢手術』を『してあげる』んですよね。
    飼うも買うも、すべて人間の勝手なんですよね。
    でも、もうすでに生まれ落ちた命は、せめて幸せにしてあげないといけませんね。

    生きてんだから。

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    狂気が滲み出てますね…行き過ぎた設定がすごく良い方に効いていますし、必要な描写がパッと簡潔に散りばめられているのでテーマに集中できました。
    ですが個人的にはやはりタイトルが一番成功しているのでは無いかなと思います。お話が悪いとかではなくて。動物を前にして「かわいいかわいい」って、物凄く無責任かつ自然な思考停止だと思います。このお話はタイトルもあらすじもタグすらかわいいで埋め尽くされていて、そんな小説の中身がこんなに詰められていて、その構成自体がもう皮肉ですよね。小説という媒体全てで問題提起しているのがうまいなぁ…と思います。

    作者からの返信

    瞳さん
    コメントありがとうございます!

    かわいいも、無責任なかわいいはとても狂気的だと思うのですよね。責任能力のある人が、ちゃんと育ててかわいがるのは本当に素晴らしいことで、幸せなことなのでぜひともかわいがって欲しいのですが。
    去年出したときはタグとあらすじはもっとまじめなことが書いてありました。そして今年改めて見返して、「全部かわいいの方が圧倒的に良いのでは?」と思い、そうさせて頂いた次第です。ですので、今年の自分の変化と成長を褒められているような気がして、とても嬉しいです。

    皮肉と問題提起が好きなので(というかやらないときが済まないので)、こういう作風が瞳さんの肌に合えば、とても嬉しいです。

    お読みくださり、ありがとうございました!

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    拾った子猫を育てて、病気になったら動物病院に連れて行って○万円払って、死んだときは号泣した私は許されますよね? と思わず自己弁護しながら読んでしまいました。
    いえ、話がそれましたが、作品の訴えたい内容、同感です、そして、それが見事にホラー仕立てで描かれていて素晴らしいと思います。

    作者からの返信

    譜田明人さん
    コメントありがとうございます!
    なんか過去の傷抉るようなSSで申し訳ないです。
    命に向き合う事が出来た譜田明人さんは立派だと思います。

    作品のテーマが伝わって良かったです。反感もあるだろうなと思いながら書いたので。でも自分の主張を書かなきゃ小説書いている意味がないと思い書かせて頂きました。
    もともとホラーで書くつもりはなくて、人間のエゴを突き詰めて書いていったら結果的に怖くなりました。
    「怖い」と思って頂けたなら幸いです。

  • かわいいかわいいへの応援コメント

     作者のテーマとメッセージ性があるというレビューは、まさにその通りだと思いました。社会問題に対して、文章という表現手段を使って自分のメッセージを伝える→読んだ人が(たとえ違う考えの持ち主であっても)その問題について考える、あるいは意識に留めるだけでも、発表した意義があると思うのです。
     そして、そういうことは抜きにして物語としての面白さを見る時、ホラーだなー、話運び上手いなあと感じました。ペットを飼いたいと思った主人公がラストの行動を取るまでの心の動きがすごくよくわかって、先へ先へと目が文章を追っていきました。
     手首を撃ってまでも猫を受け取って帰路についた彼女が、どうするのか? 悪い予感しかしないなか、「キャリーバッグ、高かったな」──この一言が、すごく効いていました。直後に指を噛まれて……。人間って自分でもびっくりするようなささいなことで、ふっと気持ちが変わってしまったり、絶望したり、いきなり暴走したりするようなところ、ありますものね。もちろん、良い意味で背中を押されたりもするけれど。私にとってはリアル・エンドでした。
     面白かったので、ぜひホラーもまた書いてくださいね。楽しみにしています。
     

    作者からの返信

    美鶏 あおさん
    コメントありがとうございます!
    作品のテーマが伝わって良かったです。
    テーマをもろに出した作品は誤解も同時に覚悟しなくてはいけないので、間違いなく伝わったのが嬉しいです。

    もともとジャンルは気にしないで書いて、最後にジャンルを選択するときに「やっぱりどんなものより人間って怖いな」と思いホラーとさせて頂きました。
    (美鶏 あおさんのホラーでめちゃくちゃビビってた自分が言うのもなんですが)
    こちらが意図した思惑・描写を全部読み取ってくださって有難いです。

    あと、「ぜひホラーも」と身に余る光栄を頂けて大変嬉しいのですが、美鶏 あおさんの作品を見た後ではとてもホラーは……。
    もしも次に書いた作品が怖くなったらジャンルをホラーにしてみます(笑)

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    初めまして。描写が鮮やかで最後まで興味深く拝読しました。

    ただ、「動物をオモチャにする人間の醜いエゴ」を描きたい意図は理解できますが、買い手に明らかな身体的障害が残るような自傷行為を強いるペットショップ店員の行動にはそれはそれで生身の人間の痛みを無視する暴虐なものを感じました。

    むしろ、そういう悪徳商法の恐怖譚に思えましたし、猫を飼おうとした彼女は本人が異常な暴力体験をさせられたためにそのPTSDから他者全般に攻撃的な態度で接するようになった結末に見えました。

    そもそも国家主導でこんな方針を取っているのならば、現実にペットを飼っている人たちにも確実に異変が起きるので、彼女も飼う前から完全に無知ではいられない気もします。

    それはそれとして繰り返しになりますが、スリリングな展開には引き込まれました。

    作者からの返信

    吾妻栄子さん
    コメントありがとうございました!

    仰る通り、やり過ぎだと思います。
    ただ、ここまでやらなくては「人間が愛玩動物に行っている非道」を伝える事は出来ないかと思いました。
    正直、読んだ人に「胸糞悪い」「怖い」と感じて欲しいです。

    既に「ペット」として成立してしまっている動物や、「ペットショップ」なるものがあるので、そこで生命の売買が出来てしまうのが現状です。
    私は「人間ごとき」と言う感覚が常にあります。
    その人間ごときが生命を飼おうと言う魂胆が、「そもそもおかしくないか?」と言う問題提起をしたかったわけであります。

    動物の生命に真摯に向き合うならば、自身の精神をぶっ壊す程の事をやっても壊れない精神の強さが無ければ、生命を取り扱う資格は無いと思います。
    実際は、そんな事が出来ない事は勿論解っていますが。
    しかし、私の伝えたかったところが、詳細に伝えられなかったのは、ひとえに私の描写不足、説明不足、つまるところの力不足だと思います。

    設定の荒さみたいなところは、吾妻栄子さんが仰る通りだと思います。
    「これがこうなら、あれはああなのでは」と言うところはあると思います。
    個人的には「ショートショートなので設定の粗さに突っ込まれても困る」と言うのが本音です。しかし、そういう粗さが露呈してしまう程度の文章力だったと言う事で、そこも反省すべき点かと素直に思います。

    本当は、弁明弁解の類無しで伝える力があれば良かったのですが、くだくだしくコメントへの返信欄でこんな事を言ってしまって恥ずかしい限りです。

    思うところがありながらも最後までお読み頂きありがとうございます。
    また、丁寧な読解をして頂いた事に対しても、重ねて御礼申し上げます。

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    ものすごい考えさせられますね…
    ペットの殺処分について、中学生の頃に作文を提出したのを思い出します。

    そして今は私もペットを飼う身。ラストは…やっぱりバッドエンドかなと私は思います。ここまでしたいくらいですが、やっぱり結局は解決しない気がするので(*´ω`*)

    作者からの返信

    朝山なのさん
    コメントありがとうございます!
    他人を見ていると、動物の事を考えている人ほど、ペットの去勢手術をするんですよね。と言う事は、愛玩動物の平和的な絶滅が望むところなのかなと、思ったのです。
    人とて生命です。ですので、他の生命を取り扱う事が過ぎた事だと、自分は思うのです。
    と、言うのも、昔自分も犬を飼っていました。小学生の頃でした。当時の自分は本当に考えの甘いクソガキで、ただかわいいだけでペットを欲しがりました。そして何の覚悟も無く命を取り扱う事の罪深さを、後悔とともに知りました。
    自己嫌悪の成れの果て、昨今のペットブーム、身勝手な飼い主……それによりこんな小説が生まれたのかも知れません。
    朝山なのさんもペットを飼ってらっしゃると言う事で。
    もしも嫌な思いをさせたら申し訳ないと思う反面、コメントを残してくださったと言う事は、動物に対して真摯に向き合っていらっしゃるのだという確信も得られました。
    全体の問題は解決の兆しはありませんが、固体の問題は飼い主がペットを愛すると言う事で解決できそうな気がします。言われるまでも無いとは思いますが、ペットさんと多幸なる生活を願います。

  • かわいいかわいいへの応援コメント

    救いは無いが、それがいい……

    作者からの返信

    gaction9969さん
    コメントありがとうございます!
    そうですね。作品としてはあの結末で良かったのだと思います。