ライブ前日 夜

 みなさまグーテンモルゲン!きいろだよ!

 あれ?グーテンモルゲンだっけ?グーテンタークだっけ?まあいいや、とにかくみんなヤッホー!やっほほー!!


 ついに!明日!私はシュテンちゃんに会いに行く!


 なんかこう感慨深いなあ……シュテンちゃんを推し始めてかれこれ二年ですよ。正気か?正気です。


 今日は図書館に行って、三冊ほど酒呑童子の予習をしてきました。

 小松和彦著作の三冊のうち酒呑童子だけ抜き取ってとりあえず頭に叩き込んできたんですが、読めば読むほどシュテンちゃんにマッチする……奇跡か?必然だよ!


 ざっくりまとめると、

1.酒呑童子の話は伊吹山系と大江山系に分けられる

2.伊吹山系は、もともとそこにあった伊吹童子と習合したものと思われる

3.酒呑童子をはじめとする鬼子というものは、産まれた時からおかっぱ髪で歯が生えている

4.鬼子は基本的に、A:捨てられる、B:寺に入れられる、C:殺される、の三択

5.酒呑童子のしゅては「捨て子」の「捨て」から来ているかもしれない


 5!!!!!!!!!!!!!!!!!

 ちょ、待って、5……捨て子なの……改めて言われるとそうなんだけど、シュテンちゃんって捨て子なんだよなあ……。

 人間に捨てられて……でも人間らしい感情も理解できなくて……山で獣と一緒に暮らしたり、獣を食らったり……やがて鬼を取りまとめて山の上に御殿を建てるんだけど、きっとシュテンちゃんはそんなこと別にどうでもいいと思ってるんだろうなあ……。

 空虚……あまりに空虚……。


 シュテンちゃんっていうのは、アヤカシというより現象なんですよ!

 ただ人を誑かして食うだけの現象……そこに意思はほとんどなく……ただ目の前にあるから食う……。

 でもそれが~~~~!!!裏島先生たちと出会うことによって、まるで人間のような欲求に目覚めて~~~~~それがかつて食べ残した少年であるたつとしくんに向けられていて~~~~ウワッ(うわっ)


 ちなみに伊吹山系の話では酒呑童子は八岐大蛇を祀る神の子供らしいとされていることが多いので、そのあたりはまあ、うまいこといいとこどりをしていこうと思います(曖昧)


 シュテンちゃんとたつとしくんの娘ちゃんも、生まれた時から歯が生えてるんだろうなあ~~~パパやママの指をがじがじしちゃおうね~~~~~!

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