151日目
「覗き見しているって…誰が?」俺は思わず聞いてしまった。ジョンズは首を横にふる。「あのアプリの存在を見ると、そうとかしか思えない」「…俺達の冒険を見て、どうするんだ?」ジョンズはまたも首を横にふる。「それもわからねぇが…まぁ、どうもこの世界は人間の王様や魔王なんかより、もっとヤバい存在がいるってことはなんとなくわかるがな」「え…ちょっとまって。魔王って…この世界魔王いるの?」今更ながら俺は驚いてしまった。逆にジョンズも目を丸くしている。「…知らなかったのかよ。アンタら今まで何を目的に旅してきたんだ?」「え…あー…」言われてみれば…かなりノープランだったことを今更ながら思い知らされるのだった。
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