131日目

町に戻ってきたが…ルメラは目を覚まさない。とても苦しそうにしながら、眠ったままである。「…ルメラ」俺は宿屋のベッドの横でルメラを見ていることしかできない。リオナにはとりあえず、情報集めをしてもらいに町に出ていってもらっている。それこそ、ホミアのときのように、変な奴に騙されないか心配だったが、本人が大丈夫だと言っていたので、行ってもらうことにした。それに、リオナの方が俺よりも幾分この世界に長くいるので、この世界のことには詳しいはず。相変わらず、ルメラのスマホは沈黙している。一回だけ、リオナが触っていたときの画面が光ったが、すぐに暗くなってしまった。俺は、どうすればいいのだろうか…

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