129日目

「…これって、つまり…どういうことなんだ?」俺はそんな取り留めのない問をリオナに訊ねる。リオナはルメラのスマホを何度も触っている。「…駄目だな。反応しない」リオナは悲しそうにそう言いながら、俺にスマホを渡してくる。「…ルメラのスマホ…点かないのか?」「ああ…壊れているとは断言できないが…少なくとも今は駄目だ」リオナはそう言って、腕を組んで唸っている。「…ホミアがやったのか?」「え?ホミアが?な、なんで?」俺がそう言うとリオナはつらそうな顔で俺を見る。「ナナシ、ホミアのスマホって魔物に、壊されてたんだよな?」「え…そうだけど…」「…もしかすると、私達はまた…仲間を失ってしまうかもしれない」

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