第52話──久しぶりに文章が書けてホッとした
書いたのは、たった一文。
でも、自分は小説を忘れていないんだって。自分はこの小説をまだ書けるんだって。まだ書きたいと思ってるんだって。そのことに泣きそうなくらい安堵した。
一週間、いやもう十日くらい経ってるな。最後に書いてから。
読み返すのはこの間できて、他の短編も何度も読み返せてたけど、なのにまったく続きを書く気力が起きなかったから、もしかしたらもうこのまま書けなくなるんじゃないかってすごく怖かった。頭の中にはちゃんと居るのに。動いてるのに。
書こう、とか、書かなきゃ、って思うのもなんか自分には重くて、たぶんプレッシャーで、だから書けないのかとも思ってた。自分で自分を絞めてるみたいな。
でも、今日は書けた。逃げずにちゃんとページを開いて、書いた。よかった。ほんとよかった。うれしい。安心した。ほんとこわかったから。自分の書いた途中の小説がそこにあることが。まだ終わっていないことが。単純に重かったんだ。
でも、終わらせてあげたい。少しずつ、時間をかけてでも、必ず。先は少しだけ見えたから。まずはその少し先までいこう。そこまでならそんなに遠くはないはずだから。
昨日今日と休みだったけど、特に書くことがない……何してたっけ。
調子はたぶん悪くはなかったんじゃないかな、と思う。少し掃除したり、少し散歩したり、きちんと湯船に浸かったり、少しストレッチしたり、できたから。
ただ、やっぱり寝てた。なんだろう、疲れてもないのに、寝てた。やることないからなのかな。もしかしたら本当はやることあるんだろうけど。それこそ掃除とか。でも出来なくて一日のほとんどが横になってた。スマホ片手に。寝ては起きての繰り返しだった。
明日はまた仕事だけど、やっぱり行きたくないな。行かなきゃ生きていけないから行くけど。
そういえば市役所かハロワ行きたいって書いてたけど、市役所は行けました。行きたかった方、どっちも。あんまり悩みの解決の方にはならなかったけどね。
でもまあ実際のところどんな感じなのか知りたかったから、それが知れたのはよかった。だから自分はそれをたぶん受けないだろうなと思う。メリットが限りなく少ない。だからこの悩みはこのままだ。どうしようもない。職を変えるか、ダブルワークにするかしか。その決断をするには、今の自分にはキツすぎる。今を生きてくことで精一杯なのに。
だいたい1000字なので記録ぽちぽちはこの辺りで。明日も少しでいいから書き進められたらいいな。
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