第10話 コミュニケーション講座

ハローワークのコミュニケーション講座を受講しようとしたことがある。

しかし途中で辞めてしまった。


そこは少人数でディスカッションしたり講師から学んだりする場だった。


私は運よく優しい受講生たちに囲まれ、順調に講座で学べると思った。

同じ趣味の人もいたし、そうでなくても話を合わせやすい人たちがそろっていた。


でも辞めてしまったのは、講師と講師が話す内容が原因だった。


内容は仕方ない側面がある。

『上司に頼もうとしたらそっけなくされた。なぜそうなったのか悩んでしまった』

そんな例題があった。

私個人としては上司に問題があると思う。

人の上に立つ人間としてのマナーがなっていないと思う。

しかし講座の内容としては、『クッション言葉がなかった』とか、そういう部下側を責める解答しか用意していなかった。


そんな講座内容に、私は苛立ちを覚えていた。


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