第42話

 その時、バスルームのドアが開いて檸檬レモンが出て来た。

 身体にはバスタオルを巻き、全身、ビショビショに濡れたままだ。


「あァ~…✨💕 ダーリン💕💕 遊んでェ~…😆🎶✨💕」

 まるで子供のように、檸檬レモンはボクの胸に飛びついてきた。


「うッ、わァ~ー!!」

 ボクは驚いて叫んでしまった。もちろん電話をしたままだ。


『え、え、え、な、何よ!!

 優真、どうしたの……急に叫んで……!?』

 

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