第40話

 その時、スマホの着信音が響いた。見るとボクのモノだ。

『ン……』

 手に取り着信画面を見ると、『母親』と記されてあった。


「うゥ~ン…、お母さんか……」

 一瞬、躊躇したが仕方なく繋いだ。

「はい、もしもし……」


『あ、ユウ! ゴメンなさいねぇ。今日、ユウの誕生日だったわよねぇ……』


「え…、まァ~、そうだけど……」

『おめでとう……あなた、二十歳よねェ~!』

「うん…、まァ~……」


『キャ~😆🎵🎶✨💕🎵』レモンはバスルームで、何やらワケの解らない歌を歌っていた。

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