間話 3人娘の茶館女子会

 ―― 間話 ――


「待たせちゃった?」


 最近お気に入りの静かな茶館に駆け込むと、既に二人はテーブル席に着いていた。

 「やっべ」と思いながら近づきつつ茶館の中をぐるりと見流す。お客はお爺さんが一人だけ。

 この茶館は先日見つけた穴場。霊廟からはちょっと離れてるけど、遠いってほどじゃないのがいい。

 天井が高くてゆったりした感じで、壁が真っ白に塗られててとっても綺麗に見える、いい雰囲気のお店。

 調度品もお洒落。

 テーブルは全部正方形で木製の物。テーブルの縁に彫り細工が施されていて、この主張はしないけどしっかり豪華という塩梅がステキ。

 椅子も同様で木製の角張った物なのだけど、背もたれに格子細工が施されていて手が込んでいると見て取れるのがステキ。

 床も板張りで、テーブル、椅子と調和した彩りなのがいい。

 入り口の扉と四角い窓は複雑な紋様の格子細工で、これだけは見た瞬間にお金かかってる一品だってわかる装飾なのだけど、これを使ってるのはきっと外から見て高級感のあるお店だとアピールするためだと思う。

 この茶館はこういう「言外で告げる作り」で統一された凄いお店なのだ。

 だから、慌てて駆け込むのも本当はちょっと迷惑だったろうと反省。


「まだ一杯目ですわ」


 倉庫組合媽祖廟街出張所の看板娘のこの子は相変わらず律儀だ。

 営業用のにこやかな笑みを浮かべてティーカップを優雅に持ってお茶を啜っている。

 青髪ショートツインテールが似合う、ちょっと胸元がきわどい上衣にミニスカートっていう今時な服を着た彼女は私と同い年。

 私も彼女ぐらい出来る大人な雰囲気が欲しいのだけど難しい。背は同じぐらいなのにね。

 あと、彼女の着てる服、倉庫組合の制服って言ってるんだけど、私用の時もこの服着てるから実は私服なんじゃないかと思っている。

 でもそうなると私服を制服と言い張って堂々と仕事してるって事で、大胆というか剛胆というか。

 まぁ、この子はそういう剛胆で芯の強い子だと私は思ってる。


「アタイは頼んですらいない」


 で、こっちの運業会の騎手をしてるこの子も相変わらずで仕草が雑だ。

 頬杖つきながらメニューをめくっている。

 赤髪ロングツインテールが特徴で、ゴーグル、フライトジャケット、ビキニトップス、ホットパンツという格好をしていて、空飛ぶの寒くないのと会う度に思うのだけど本人曰くこれでちょうど良い涼しさなんだとか。あと一歳年下なのに私より背も胸も大きい。なぜだ。

 この子もこの服が騎手の正装なんだと言い張ってるんだけど、私服疑惑が消えない。

 まぁ、細かいことを気にしない豪放磊落な、爽やかな子だと思っている。


「よかった。あまり待たせて無いみたいね」


 この二人と茶会を定期的にするのは私が霊廟大師付きの道士だから、というのが大きい。

 霊廟大師の越翁は街を維持している幇会[殺劫会]のトップ。私はナンバー2かナンバー3の位置にいる。

 道士っていう存在はそれだけ特別だということだ。こんな十代後半の小娘にこの地位を与えるぐらいには。

 だから私はその期待以上の事が出来るように色々と情報を仕入れておく必要があるのだ。

 この茶会もそのための一環である。

 断じて姦し女子トークに飢えていた訳じゃないっ!!


「そうですね、あまり待ってはいないですね」


 あまり、を強調する辺りこの子の主張はわかりやすい。

 主催者が遅刻とか良い度胸だなって言外に伝えてきているのだ。


「アンタはあいかわらずだね、ショウ芸嬋。ねぇアンタもそう思うだろ? シン道士」


 ケラケラ笑っているこの子はこの子で油断がならない。

 私のことを“道士”呼びしたのも、対面して座ってるあの子に“芸嬋”をつけて呼んだのもあえてに決まってる。

 彼女の言外の主張はこう。「仕事で来てんだぞ? 新社会人教育みたいなままごとは止めろ」である。


エン騎手、ちょっとぐらいなら善いではないですか? 折角同じ街で働く同年代女子なのです。末永く交流していたいじゃないですか」


 これはあれだ。“燕騎手”と話しかけてるけど私宛で「約束時間守れないような奴と仕事したくないから霊廟方面の窓口、別のヒトにするぞ」という有り難いお説教だ。


「それより。いつまでつっ立ってんだ。そこ、空いてるぞ」


 私は勧められた二人の間の席に座る。燕女史的にはまだ同席は許してくれるらしい。

 薔女史も何も言わないあたり許してくれるのだろう。なんだかんだ私を甘やかしてくれるのだ、この二人は。

 正直頭があがらない。


「遅れてごめんなさい。ちょっと手間がかかるお客さんが来てね。聞く?」


 燕女史がちらりと薔女史に視線を流した。

 薔女史は優雅にお茶を啜ったまま。

 それを燕女史はどう解釈したのか?


「それよりまずは注文だ。一息ついてからじっくり話そう」


 なるほど。そう受け取ればいいのか。


「私は決まってるけど、燕女史は決まっている?」


「おう。大丈夫だ。旦那! いいか?」


 カウンターに向かって呼び掛ける燕女史の声が響く。

 やっぱりこのお店はとっても静かだ。

 呼ばれた店主さんは嫌な顔一つせずやってきて、にこりと笑みをくれた。


「ご注文どうぞ」


 スッと燕女史が顎でこちらを指す。先に頼めということだろう。

 特に他意はないと思いたい。


「月餅と花茶を。あと小籠包も」


「アタイは黒茶と水羊羹」


「承りました」


 いつ耳にしても店主さんの声は落ち着ける。

 渋みがあって滔々としていて出来る大人感に満ちている。

 そんな店主さんは席を離れる前にちらりと薔女史に顔を向けた。

 薔女史は顔を横に振った。

 それを見た店主さんは一礼して去っていった。

 こうゆう無言の遣り取りを格好良く思うのは私がまだ子供だからだろうか。


 お茶はすぐに来た。

 一杯目は目の前で店主さんが注いでくれる。

 ポットはそのままテーブルに置いていかれるから二杯目以降はセルフサービス。


「さて、まずは震娘々の手を煩わせたお客様のお話からお聴きしましょうか」


「そうだな。なんだかんだ有能な震娘々が時間を圧してまでの案件だったんだ。聴いといて損はねぇ」


 この二人は私を娘々付きで呼ぶことがある。正直ちょっと勘弁して欲しい。

 娘々付けられるほど未熟とは思っていないんだけど。二人からしたらまだまだらしい。


「白猿天が久々に来たの」


「白猿ってぇと、森の主だったか?」


「あら? 山の主の一体に殺されたと思っていましたが?」


「負けたけど生き延びて、返り討ちにして主に返り咲いたって言ってたわ」


「あらそれは重畳ですわね」


「あの赤猿が森から撤退するってことだしな。アタイはちょっと仕事が減るかも知れねぇが」


「そうでもないのではないですか? 空旅は一度体験すると陸旅などとてもとても」


「逆に一生空旅はしたくねぇってなる奴等もいるけどな。ま、それは置いといて、だ。それだけじゃなかったんだろ?」


「えぇもちろん。白猿天は女性用子供服を持っててね、「森で死体を見つけた。損傷が酷かったので遺品だけ持ってきた」って言って」


 そういうと、二人は眉を顰めた。

 私も、これを聞いたとき同じ反応をした。


「見るからに裕福そうな家の服でね。難しい案件が来たなって」


「なるほど、たしかにあぶねぇニオイがするな」


「問題だったのは死体の損傷が酷いって言ってたのに服に全く疵が無いってところ」


「それは色々とダメですわね。落とし所が全く見えないではございませんの」


「で、犯人は猿で、しっかり殺しておいた。猿の死骸も必要なら用意しようって」


 それを耳にした二人は溜息を吐いた。

 まぁ、しかたないと思う。私も愕然となったし。


「それはなにからなにまでヒドイですわね。で、真相は?」


「それがね、見えないし、聞こえないし、降りてもこないの」


 これが示す真相なんて一つだ。でもだとしたら、今どうしてるかが問題だ。


「あぁ? なんだそれ。とりあえず訊くぞ。白猿は“まとも”だったんだな?」


「まちがいなく。彼は既に妖魔だけど、ちゃんと理性が残ってた」


「じゃぁ茶番か」


「でしょうね」


 これだけで顛末を推測できる二人は尋常じゃないと思う私が間違ってるんだろうか?


「うん。そうだった。子供のご両親のところまで付き添っていったけど、粛々と葬儀して喪に服すって」


「子供が死んだって話なのに激怒もしなけりゃ哀哭もしねぇって? ますますだな」


「うん。最近家出が増えていつかこうなるだろうと思ってたってそれだけ。罵倒も悲鳴もなし」


「完全に駈け落ちですわね。しかも探してくれるなって死亡報告までつけて。伝言者が白猿天氏なのが意外ですけれども」


「それがねぇ」


「どうした。そんな苦い顔して」


「白猿天に訊いたの。返り咲いたって事は殺したのねって。そしたら、用事が済んで山に帰った。まったく度し難い奴だって」


 言った瞬間、薔女史がとても苦い顔になった。


「・・・・・・それ。そういうことでいいんですの?」


「たぶん」


「別件の可能性も・・・・・・あまりねぇか。白猿がメッセンジャーになってる時点でなぁ」


「私も知っちゃうと恐いから訊かなかった。大師には話したけど、あの家は克己心が強い女性が生まれる血筋だからって笑ってた」


「それでいいのか越爺さん・・・・・・」


「まぁ、そういう御方ですわよね。越様は」


「これで私の話は一通り終わり。二人は最近、なにかあった?」


「ん? もう一つ話があるだろ? 執行者の」


「あら? 新しい執行者様が現れましたの? 私のところにはまだ顔を出されていませんわ」


「あれ? なんで? 大哥が誘導してないはずないんだけど」


「大哥が付いたのですか?」


 そう訊いてくるってことは本当にアイツは顔見せに行ってないらしい。


「そうだな。アタイの所には大哥と一緒に来た。隙あらば妹を愛でたがる頭のネジが緩んでそうな獣人のあんちゃんだったな」


「緩いどころか二、三本抜けてるわよ。アイツ。湯場で妹と遊んでるって婆様が言ってたもの」


「ずいぶんと愉快な二人組なのですね。でも獣人にしては珍しいですわね」


「執行者に人種なんて関係ねぇってことだ。幾ら猫科の獣人だからって奔放すぎるからな」


「うん。ホント時所かまわずって感じだし、隙あらばって表現はこういうことを言うんだって実感できる」


 薔女史は納得したらしく頷いた。


「なるほどですわ。大哥が悪いのではなくて、その方が忘れているだけですわねきっと」


「まぁたぶんそうだろ。妹愛でてたら忘れたってのを本気でやりやがるタイプだ」


「それとなくお声がけしますわ。猫の獣人でよろしいんですの?」


「白虎だ」


「はい?」


「白い獣毛の虎だって言ってる。妹も白いがあれは猫だ」


「[天意の執行者]にお相応しいお姿にございますね。と私が言うとお思いですか?」


「まさか。アタイも見た瞬間、我が目を疑ったからね」


「アイツ、まったくそんな感じじゃないのよねぇ」


「ただの狂った妹好きだからな」


「自分の持つ知識に自信が無くなってきましたわね。白虎の血脈は西方守護者では無かったのですか? [天意の執行者]になってお国を出て極東のこの地にやってくる? 燕女史の言うとおり、奔放すぎるのではないですか?」


「ホントそれな。よく東方守護者に咎められなかったよな」


「そういえば東方守護者の竜人って今どこにいるの?」


「ん? 今は“亀の足”だったと記憶してるが、どうだったか」


「私もそう記憶しておりますわね」


「そっか。じゃぁ、かちあったわけじゃないんだ」


「かちあってまだここにいるとかそんな恐ろしい事態勘弁してほしいね」


「・・・・・・そういえば、なのですが」


「なんだ? 同じヤバイ話か?」


「いえ、まだそこまでは」


「なになに? 聴かせて」


「刺史がこの街に来ているという噂を耳にしまして」


 燕女史がものすごい嫌そうな顔を見せた。


「同じぐらいヤバイ話じゃねぇか」


「いえ、まだ噂ですし、目的地がここと決まったわけでもございませんし」


「刺史って?」


 二人に溜息を吐かれた。


「どこから説明したものやら」


「崩壊前の統治組織の官職で監察官だってのはちゃんと知ってるよ?」


 慌てて取り繕う。これで交流を切られるとか絶対に勘弁したい。


「監察官、というか、法律の執行者と言った方が正しかろうと思われますけれど」


「そうだな。警察官の権限、裁判官の権限、罪罰執行人の権限、全部持ってる刺史って官職は完全に法律の体現者だ」


「でも崩壊前の官職でしょ?」


「そこから、なのですわね」


 私は首を傾げた。


「崩壊前の官職をそのまま忠実に守り続けている方々が居られるのはご存じ?」


「ん~? あ、蔡家!」


「正解ですわ。『蔡の氏は史書と共に』と蔡家の方々は口癖の様に仰いますが、それは崩壊前より代々「太史」という史書編纂の官職に命ぜられたのが始まり。蔡家の人々は正史編纂と正史保存を任として今でも全うされておられます。崩壊後は“正史”が存在致しませんので野史まで編纂なさっておいでですわね。今でもこの街の書店に行けば蔡家編纂の『臺州史』が“増え続けて”いるのが確認できますわ」


「そっか。そういえばそうだった。私の所にも蔡を名乗るヒトが話聴きに来たわ」


「そうでしょうね。この街を統治しているのは大師様。貴女はその右腕と評されているのですから蔡家の方が来るのも当然ですわ」


「う~ん。それは置いといて。その話からして刺史も今でもその任を全うしている人がいることでしょ?」


「そうなのですが、それはあとにとっておきましょう。官職を守られている方々は蔡太史と刺史、そしてもう一つ。心当たりは?」


「えっと・・・・・・。ごめんなさい。全く出てこない」


「まぁ、媽祖廟街には直接関係ねぇしなぁ」


「とはいえ道士なのですから知っておいて損はありませんよ。官職を全うしているもう一家は黄。各州に3つづつ存在する国営図書館を守護する本の番人、「書史」という官職を全うしている血脈ですわ」


「国営図書館・・・・・・」


「今では黄家が経営管理維持を行っているので国営というのは正確ではないのですけれど、蔡家の方々が頑なに国営図書館と表現し続けているのでやはり、あの図書館群は国営図書館という名称にしておくのがよろしいのでしょう」


「そうだな。もはや国家って統治組織は存在しねぇが、存在しねぇから昔の名を名乗るなってのは筋違いだ」


「えぇ、まったくその通りだと思いますわ。さて、お勉強の最後です。刺史を全うしているのは家ではありません」


「え? 違うの?」


「えぇ、違うのです。だから噂にもなるのです。伝説の刺史。不死者。滅せられぬ者。罪罰の権化。裁定者。などなど様々な名称を持つ個人。それが刺史の任を全うしている御方です」


「個人? 不死者? あ、そうか。いや、でも、そんなバカな」


「何が「バカな」なのです?」


「いやぁ、不死者は驚かないよ? 私の師匠も不死者、っていうか仙人はみんなして不死者だし。でも知ってるからこそ信じられない。仙人が法律守らせるために全土行脚とか絶対しない。そういう存在じゃない」


「それは・・・・・・貴女が言うのですからそうなのでしょう。ということは本当に変わり者か、もしくは仙人ではない不死者か、のどちらかでしょうね」


「仙人以外の不死者かぁ・・・・・・。一応訊くけど、長命種じゃなくて、不死種なんだよね?」


「あぁ、不死だ。しかも不老まで付いてやがる」


「あら、お詳しいのですね」


「アタイの祖父が実際に会ったことがある。乗せて飛んだこともあるって言っていた」


「なんとまぁ」


「祖父の話によれば朱刺史はちゃんとヒトだ。死なないし殺せないだけでちゃんとヒトの言動をしてる。その上であのヒトが刺史の任を続けてるのは忠節を誓った主君への忠、ただその一念が強すぎるからだ」


「そうでしたの。刺史様はただのヒト・・・・・・。忠義一念のみだからこそ狂わずにいられるのかもしれませんわね。『朱の姓は忠の証』という有名な言は本人が口にしたと伝えられていますが。その様子ですと事実のようですわね」


「そんなヒトが今、この街にいるのね」


「噂でしかありませんが・・・・・・」


「噂だろうと、噂されるような何かがあるってことだから。私に出来ることをしなくちゃ」


「だったらアンタが最初にやるべきは『朱刺史法律史』を精読することだ。蔡家に頼むと良い。原典写本を用意してくれるはずだ」


「『朱刺史法律史』?」


「あぁ。朱刺史がどんな法律に従ってヒトを裁いてるのか明文化されてるんだ。さすが蔡家だよ。“書く”ことと“編む”事に関しては他の追随を許さないすごさだ」


「たしかに読んで頭に入れておかないといけないわね」


「そこらで売ってるやつで満足するなよ? 改竄や一部散逸してることもあるからな。必ず蔡家で原典写本を貸してもらえ」


「わかった。必ず」


「あと、なにか話すことはありましたか?」


「とくには思い浮かばないけど」


「そうだなぁ・・・・・・。あ、そうだ。アタイも噂を聞いたんだった」


「そうなの? どんな?」


「牢獄がおかしい」


「・・・・・・牢獄ってこの街の地下にある、今でも使ってるところよね? その噂、誰が口にしたの?」


「それがな、耳にした瞬間ギョッとして声の方を見たんだが誰もいやしない。それが四度。全く異常だよ」


「・・・・・・そう。執行者ならいいのだけど」


「その可能性が一番安心だな」


「牢獄の管理は私達[殺劫会]の管轄。牢獄の噂が流れること自体が問題なんだけど」


「まぁ調べるなら気をつけた上にほどほどにな。やばそうなら執行者に丸投げしてもいい。ちょうどよく簡単に捉まる執行者がいることだし」


「使えるかしらアイツ」


「そこまでは知らんよ」


「お待たせしました。水羊羹、月餅、小籠包になります」


 ちょうど、会話が途切れたところに食べ物が届いた。

 小籠包と月餅はまだ熱そうだ。


 私の前に月餅、燕女史の前に水羊羹、そして、テーブル中央に“小籠包の大皿”がゴトリと置かれる。


「ではごゆっくり」


 店長さんは私の毎回の注文を覚えていてくれているようで嬉しくなった。


「じゃ、小籠包つつきながら駄弁りましょ」


 小籠包大皿で頼めると知ったときから絶対やろうと思っていたのだ。

 やっと小籠包囲んで女子会出来る。ここのは絶品なのだ。ぜひ味わって欲しい。


「そか、じゃ、遠慮無く」


「私もお言葉に甘えまして」


「どうぞどうぞ。ではでは」


「「「いただきます!!」」」

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