おやすみひとつめ
休みたい、その一言が浮かんでいる
頭の中でなく
目の前の選択肢欄幻覚だ
風邪を引きたいだとか
病気になりたいとか
身体が辛いものはいいので
ただ漠然と休みたい
と、遠くを見ながら選択肢を押せない
布団の中でゴロゴロと朝も昼も夕方までも
水一つで生き延びて
夜だと気づいたら眠りたい
そして尾を引く
「やらなきゃいけないことあったのに」
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