第12話 友達?が減った…

 無職とは24時間が短く…長い…

 最初の会社を辞めた頃、私はJKと付き合っていた。

 彼女の友人も連れ、ネズミーランドに行って散財してみたり、人に会う時は妙にテンションが上がる反面、独りの時間の落ち込み方が半端ない…

 JK3人を連れてソコソコのホテルでドンペリで乾杯!!

 そんな無職生活…続くわけがない…

 毎日、彼女を車で学校へ送り、迎えに行く。

 夕方のアニメ再放送が平日の楽しみ。

 職安…明日行こう…週末になると…来週こそ行こう…

 職安は私にとって現実と向き合うことで、私はソレから全力で逃げていたのだ。

 現実は友人や先輩という形で身近に存在している。


「オマエ、いつまでそうしているの?」


 私は次第に友人を疎ましく思うようになっていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る