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    平凡とされる人生にぼんやりとした不満を抱え、自分が何に悩んでいるのかさえうまく噛み砕けずに悩んでいる主人公が、上野や近所の散策を通じて「〈私〉は他者の目を通してしか自分を見ることができない」という発見に至り、自らに視点を与えてくれる世界に対してちょっとだけ前向きになる、という展開だと解釈しました。
    クラゲ、彫刻、マンホール、そして空――折に触れて感性を花開かせている主人公には、幸せになる能力が十分備わっているように感じます。
    何もない空の見え方が少し変わったというのは、主人公の心が変化したことの証拠かもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そのまま解説に?載せてしまいたいくらいの綺麗な文章ですね笑

    おっしゃる通り主人公の変化を空の描写に載せてみました^^
    当たり前だと日常見過ごしていたものに,日々を少しだけ幸せにするものがあるのではないか.メーテルリンク『青い鳥』の幸福観が私自身かなりしっくりきてるのもあり,試しにその描写を入れてみました.

    本当は,クラゲや彫刻の話も前振りで,マンホールと夜の散歩をさせただけだとオチまで行かないだろうからそこらへんを回収しつつ続きを,と思って書いていたのですが,「幸せになる能力」を少しばかり持たせすぎたようで,深夜の散歩でスマホの充電が切れたところで色々悟ってしまったのが,書いていた我ながら面白かったです.

    編集済