第9話 恋破れる魔王
魔王の目の前で、素敵な青年光一は毒舌天使級美女のタエちゃんへのただ熱い思いを、ずっとひたすら謝りながらタエちゃんの手を握りしめて語ります。
フワフワフワ〜。
見えないけれどいるんだよ〜♪
恋のキューピッドがニヤニヤ楽しそうに魔王の頭に恋の弓矢をグサグサ何度も突き刺しながら遊んでいます。
当然人間には見えない恋の天使キューピッドはその恋の弓矢だって人間たちには見えません。
グサグサグサ……あーっ楽しい〜♪
魔王は食べかけのプリンパンをそっとイートインスペースにあった可愛い花柄のお持ち帰り用の紙袋に入れて持ち、デカイ体をうなだれながら毒舌天使のタエちゃんのパン屋さんをそっと立ち去りました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。