第18話 暗証番号

 彼が眠った隙きに、スマホのロック解除を試みた。

 最近、彼の行動があやしい。

 きっと、他に好きな人でも出来たに違いない。

 私は、彼に関わる数字を思いつく限りに打ち込んだ。


 えっ!


 ヒットした番号は――


 私の誕生日!


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