異物な自由 帝国編

白ノ宮

第1話 いつもの

一般的な住宅の一室で白ノ宮信濃は唸っていた。

「クラス転移モノで暴れたいなぁ。どうしよ、世界作っちゃおうかな」

そこで信濃は思い出す。

「そういえば、異物な自由の方で帝国の勇者ってのがいたなぁ。丁度クラス転移だし、いじめられっ子と交代して召喚されてみよう」

その子には悪いと思った信濃だが、本当に思っただけだった。

早速信濃は召喚侵入の準備を始める。

と、いっても外出用の服に着替えるだけなのだが。

着替え終わった信濃は無詠唱で召喚侵入を試みた。

もちろん失敗する筈もなく、部屋が光が溢れた。

その光が無くなる頃には、信濃の姿はどこにも見られなかった。

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