014~018 交わる

014-♧04

学校帰り、ある家の前を通ると臭かった。

そこを通り過ぎて、小さな川を渡ると家が見えてくる。


マンションに着き、周りを見渡すとまだアイツはいないようだ。

だから自分の部屋に戻ったら、宿題もせず寝よう。

どうせ夜は寝れないのだから、今のうちに寝て夜中に宿題をするのがいいと思う。


マンションの前に人影が、、、

誰かと思えば、生徒指導の熱い先生だった。


朝のやりとりは冗談かと思ってたのに、、、

マジかよ、、、


『来てやったぞ!で、うるさいのはどこだ?』


夏至の少し前だから、今はこの時間でもまだ明るい。


「まだ来てません」

「アイツは暗くなってからしか、現れません」


『分かった』


それだけ言うと、先生はどこかに走り去っていった。

どっかで時間潰してくるのか学校に戻ったのか分からないが、あの先生を相手にするのは疲れるからホッとした。


無駄に熱いし、バカだし、熱いし、、、


とにかく眠いから、寝よう。

おやすみ、、、

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