第40話 暴論

 自分はニートであることに誇りをもっている。

蔑まれる存在かもしれないが、ニートは可能性の塊である。

精神病患者だからとい言ってニートが許される時代はもう過ぎ去った。

風俗店へ行くニートは筆舌の極みだ。

何のスキルももたないニートは力まかせに人生を切り拓いていくしかない。

ニートには安眠する権利はない。

家族からも煙たがられ、居場所をどんどん失っていく。

自分の心の中ですら居場所がないのだ。

37歳ニート。妻子持ち。別居中。

死にたくても死ねない。

何も興味がない。

笑顔が作れない。

明るい話題も作れない。

終わった人生をまた始めるには

一体どうすればいいのだろうか。

頑張ることにもう疲れた。

「頑張ってこれですか?」

力が出ない。

やる気もない。

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