第7話 そっちかい

 ドンッ


「いたいっ」


「す すみません。き 北野先輩? ごめんなさい、僕の不注意です。怪我ないですか?大丈夫ですか?」



 廊下の曲り角でぶつかるとか、最悪なんだけど~。


 いったた……あれ? この男の子1年生の間で王子様って、呼ばれてる子じゃん。めっちゃー綺麗な顔付きしてるし。



「大丈夫だよ。こちらこそ、ごめんなさいね」




 私は倒れている1年生に手を貸し、お越してあげた。

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