第15話 おはよう!

ゆい! おはよう!」


 あっ! かっちゃんだ。

 朝の通学路で偶然に会う。


「おはよう! ゆい!」


 かっちゃんのお姉ちゃんの、私と同い年の圭ちゃんも一緒だ。


「おはよう……」

 

 わたしの気分は沈んでいます。


 学校に初めて掛けてきた、めがねがすごい恥ずかしいの。


 二人のほうが見られないです。


「わあ、ゆいがめがね掛けてる。可愛いな」


 かっちゃんのひとこと。


「わあ! イメチェンだね。ゆいによく似合ってるよ」


 圭ちゃんのひとこと。


 嬉しいな。

 

 学校に行くのがクラスの子たちの反応が、こわかったけど、私は二人のことばで大丈夫になってた。


 魔法みたい。



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