共鳴機構

四々十六

用語解説

世界感

人類、精霊、神族が共存する魔法・化学共に高度に発展した世界。魔物・幻獣なども存在する。


人類

上記の3種族で最も数が多く、主に文化・化学を発展させた。つまり人間。


精霊

身体の50%以上をマナ(後述)で構成するため、非常に不安定な身体の種族。魔法技術を主に発展させた。身体を構成するマナの割合で種族内で階層分けされる。60%前後が一般的。


神族

身体の100%をマナで構成する種族で寿命は無いが、かなり個体数が少ない。言ってしまえば生物の形をとった意思のあるマナなので生まれてくることがまず異常事態。しかしその魔法能力は圧倒的。今の所、唯一上級ランク3以上の共鳴機構が造ることが出来る。


共鳴機構

精霊が一体化し人が操ることで半永久的なエネルギーを生み出す機械。上・中・下級と携帯型が存在し、様々な用途に使われる。携帯型の出力は高級家電ほど、下級は家のエネルギーを賄えるほど。上級までくれば大型機械工場二つに同時に十分なエネルギーを供給できる。またそれぞれに癖や特徴があり、未だに不明な部分が多い。


マナ

作中の世界の大気などに存在する物質。一つ一つに膨大なエネルギーを含み、また別のエネルギーへの変換が容易であり効率もいい。


エレメタル

共鳴機構を搭載し、この世界の軍事の中核を担う大型兵器。全長は物にも依るが平均13メートルほど。搭載した共鳴機構の特徴を多大に反映する。


光学兵器

高密度マナ兵器の通称。大気中・物質中のマナは高密度のマナ由来のエネルギーに反応し発光するというアンセルモの光(発見した研究者の名が由来)からそう呼ばれるようになった。所謂ビーム兵器だが、決して光がダメージを与えている訳ではない。


<国家・団体>

三大国家

チーザ公国、ベルローズ王国、ロムレイア帝国の三国家の総称。世界議会の下この三国の間で平和協定が結ばれており、上級エレメタルの保有数が定められている。が、国家所属の個人の所有は含まれていない為、結構抜け道は多い。


チーザ公国

物語スタートの地。豊かな資源に恵まれている。軍と商会群と民議会により行政が行われる。しかし都市の発展を優先してきたため軍事が少々遅れている。(余談;名前の由来は執筆当時食べていたセ〇ンのハムチーズブリトー)


ベルローズ王国

血統と古い身分階級制を重んじる王国。歴史は大陸で最も古く千年以上続いている。国王は現在で413代目。攻めにくく、攻められにくい湖畔や山岳に囲まれている地形の為安定し発展してきた。(名前の由来は筆者の母が揃えていたベルサイユのばら)


ロムレイア帝国

三大国家の中では比較新しく、その歴史は300年ほど。強大な軍事力が強みの軍事国家。『力有る者が上に立つ』を体現する国政で能力が認められれば誰でも官職に就ける。その為に奴隷制度は廃止している。戦後会議で敵軍の首脳らを皇帝自ら虐殺した話は有名。(名前の由来はローマ帝国)


世界議会

世界の秩序を護り、監視する団体。三大国家でも勝てない程の武力を抑止力として保有しており、秩序に反した行為に制裁を与えている。地方に役所なども設け、拾った中級以上の共鳴機構の回収を奨励している。また将来優秀な新興国家や個人、企業などに共鳴機構を融資することもある。

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