◯◯しないと出られない部屋

助けてくれ。

目覚めると部屋に閉じ込められていた。

何とも言えない匂いと空気感に包まれていた。

ここは見慣れている景色、のはずだった。


冷や汗とともに状況を打破しようと模索する。


目の前には倒れている女性。

介抱しようにもピクリとも動かない。


さてどうしたものか。



外から声が聞こえた。

「すいませーん。叫び声が聞こえたって通報がありましてー。」


手には包丁、女性の腹部からみるみるうちに血の海が広がっていく。


ここは掃除しないと出られない。

助けてくれ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る