きす

これまでの嘘と


これまでの本当


これまでの愛と


これまでの憎悪


これまでの僕と


これまでの君


これまでの朝と


これまでの夜


これまでの事


これからの事


どこまでも


どこへでも


ずんずんと進んでいく


感情は感情のまま


僕は僕のまま


空は空のまま


どんどんと進んでいく


置いてかれないように


しがみついてみるけど


振り回されては


呼吸も苦しい


朝が来たら君に言いたいことがある


すごく、すごく、可憐な君に


僕の口から言いたいことがある


それまで


いや


これからきっとずっと


君を抱きしめておこうと思う


君は風船みたいに飛んでいってしまいそう


君は水のように流れていってしまいそう


だから、この両腕に溜めておきたい


君という存在を


ここに君がいるという事実を


これからの愛情


これからの接吻


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