曇天
混沌とした曇り空
あなたの靴が宙を舞う
「明日天気になーれ」
子供のような掛け声は
靴と共に宙を舞う
降り出した雨は
明日の快晴への序章
響く君の声は
天使のそれと変わらない
あなたはまた靴を飛ばしては
明日の朝を心待ちにする
晴れか曇りか雪か雨か
もしかしたら針が降るかもなんて言うと
あなたはまたふわりと笑う
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