蝶と惨憺とハーブティー

弾みをつけて飛んだ


まるで、重力が逆さになったように


僅かの間空に吸い込まれた


しかし


すぐに、重力は僕の体を引っ張った


あの雲に触れたいのに


宇宙を感じたいのに


おぼつかない手足で

今日も地面をはう僕ら


蝶と惨憺とハーブティー


変わらない街並みは

僕を蔑み嘲笑する


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