MMTの話

今週の日曜は、選挙で『いだてん』がつぶれたので、

夫の話していた MMT の話をします。

経済に関心のない方も、一応は聞いてみてちょ。


MMTとは、最新の理論―――現代金融理論のことで、

いま、世界中がその理論に注目しているそうです。

なぜか?

それがうまくいくと、経済がうまくいくと思われるからです。

日本がその理屈でうまくいってるじゃないか、というのが

最新の経済学者の意見のようです。

既存の経済学者は無視していますが、

SNSから流れていったらしい。


今までの金融理論は、

まず、日本銀行がお金を銀行に貸し、そのお金を担保に銀行が

企業にお金を貸すことで、経済が回っていく、という考え方でした。

つまり、供給中心の考え方。

最新の理論では、

銀行がまず、信用を創出、そこからお金が生まれ、

日本銀行にお金を預けることによって利子を儲け、

企業に貸して経済を回す、という。

つまり、需要があって、供給があるという、

いままでが天動説なら、地動説みたいに

180度 違った考え方になるんですね。


いままでが 「金」 中心だったのが、

これからは 「信用」 中心の世の中になる、というわけです。

でもそれって、限られた地域でしか通じない話らしくて、

夫は、「日本とオーストラリアぐらいしか、

この理屈は通じないだろう」

と言ってました。

安倍首相が、「日本はMMT理論の実験場じゃない」

と演説したらしいんですが、

それは、財政赤字が無限に続いても大丈夫、みたいな言い方になったからで、

いくらなんでも それは行きすぎだと 常識で考えてもわかりそうなものですわ。

役人って、ちょっとバカかもしれない。(ダウンロード違法化問題でも思ったけど)


需要があるところに、供給がある。

当たり前ですが、なかなか難しい。

多様な価値観が支配する日本で、どんな需要が今後あるのか。

もちろん、介護とか子育て、外国人労働者などの問題があり、

そこに需要があるということは間違いないでしょうが……。

作家を志してもう30年以上。その需要に応じた供給ができる

本が書きたい、今日のわたしでした。

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