NPC のショートカット
こう言うのも何だが生徒会長の催眠術には穴が多い。むしろ素直に操られている生徒を探す方が難しいぐらいだ。だからといって僕達が誘導されていないのかといえば間違いなく誘導されている。僕達の正常さを手放さずに会長の信頼に課金することで教職員に安心をもたらしているのだ。この学校はおかしいということは僕達が反抗するどんな要素にもならない。逆におかしすぎて何をすればいいのか明白でやりやすいとさえ言えてしまう。実際僕達はみんな超能力を手に入れ社会のどんな立場による制約も受けずに話し合い理解を高め向上ているのだがだからなんなのかわからない。おそらく僕達は正常さを賭けて戦争しているのだが配役に組み込まれた忠実さを演技する文化を自然な態度として身に付けることで催眠に掛かっているのだ。何もかも広い心で許し寛容な規則を守り他者を傷つけない努力の億分の一でも教師どもにわからさせてやれたら!だが残念なことにそれを実践しているのが僕達の教師であり教育の成果そのものなのだということを老婆コンクールの時に理解したので魔法少女はすごいということを納得した。受験勉強以外の規則を敢えて守らないようにする曖昧な態度を保証する生存はああいう狂信者を必要とするのだ。僕達の学習に対する軽蔑は果てしがなく僕達の人間関係による自嘲も終わらない。僕達が正常であるということを安全にするための演技練習という喜劇を馬鹿にできないので僕達はますます正常になっていく。時代はいい天気であり澄みわたっている憎悪なのだ。変にイカれた人間を見るとムカついてくる。奴ら、僕達に禁止されている白痴さを本気でやってやがる。僕達の民主主義が理性を殺すことであるということ、しかし民主主義を理性的に殺すことは正常でないということを留学のせいにするために歌を謳う必要がある。「障害者」の皆さん、そろそろ存在をやめる時間ですよ!やはり生徒会長は天才だ。芝刈機を頭にのせて英単語のテストをやろうとかいい始めた。僕達はそれを適切にフォローするのだ。
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