第57話 狭い部屋での
目を覚まして テントを出ると
子狐達は熟睡中
役に立つのか……
う~ん
子狐達も起こして 皆で食事
今日の稽古もランニングだね
俺達は東へと走って進む
王都から東南東の方に10日程 歩いて進むと街があると聞いたので向かうつもりだったけど……
もっと遠くまで離れたほうがいいかな
だとしたら その次の街に
王都から東に歩いて25日くらいのオルキデの街を目指そうかな
まあ 歩く速度4キロくらいの計算だから
俺達が走って進めば あっという間だよね
ルーク盗賊団の残党は気にならないけど……
獣人5人がね
王都に進入して 王都の兵士達やA級 B級冒険者達にも追われているのに無事なんて
強い可能性があるからね
まあ 走りなら俺達は負けない自信があるけど
王都を出発して4日目
前方から50人くらいの集団が……
盗賊ではないようだが……
俺達に気づき
馬に乗った兵士が5人向かってくる
俺達は立ち止まり様子を見ていると
やはり 俺達の所にやって来た
話を聞くと
王都から依頼されて獣人狩りに参加するそうだ
獣人5人が東に逃走中との連絡を受けて
街の兵士20人
B級冒険者が10人
C級冒険者が25人
55人で獣人を捕まえるつもりのようだ
俺は王都近くで見たとだけ伝えて
また 東へと走って進む
う~ん
やはりまだ捕まってないのかな
だとすると かなり強いよね
俺達は王都を出発してから6日目の夜に
オルキデの街に着くことが出来た
今回もちゃちゃからお金を借りて街に入った
日が暮れているが宿を探す前にギルドに行くことにした
獣人が気になっているからね
何か情報があるかな
ギルドに入ると
ええっ~
今から……
俺達弱いのに
いきなり 強制依頼だと言われてしまったよ
あ~ 運が悪い
宿に行けばよかったかな~
しかし 強制依頼と言っても
緊急事態ではなく
街の周辺に魔物が増えたので間引きを行うそうだ
なので 明日の朝にギルドにくればいいと言われた
今日の宿代はギルドが払ってくれるそうだ
お金が無かったので運がよかったのかな
獣人の情報を聞くと 既に知っている内容だけだった
教えてもらった宿に行き部屋に入ると
狭い部屋に
小さなベットが2つ
まあ 無料だからね
俺はちゃちゃと2人で寝ることにした
ばにらとちょこは すぐ隣のベットだけど……
ちゃちゃとキスをして
ばにらとちょこのほうを チラッと見ると
2人と目が合う
見られながらか
ちゃちゃは気にせずに……
見られながらか
いいかもね
ちゃちゃを抱きしめ
……
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