お題「煙草」
白い煙と薄青い煙が混ざる。火元から立ち上る煙と口から吐き出される煙は温度が違うから、色が違うんだよと、父は言っていた。
そんなことを、今ふと思い出した。今の私は紅いマニキュアをした指で細身の紙巻をつまみ、煙を嗜んでいる。
ふう、と煙を吐き出した。白い煙は空へ登った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます